寝床で臥せりながら様々な本を読んだ。そのせいか理由も意味も内容もない夢をたくさん見た。幸か不幸か注文がさほど多くなかったものの、中には青山のギャラリーの個展で提供するという恐ろしくも有難いご注文もあったので気が抜けない。焙煎のときは意識がしっかりしいたので、なんとかご注文いただいた分は発送完了。不思議なのは、こんなときに限って会心の作ができたりすること。ものづくりというのは本当によくわからない。
ずいぶん熱が出たようで、もうろうとした意識の中、このまま起きることがなかったら、誰かに見られて恥ずかしいようなものはあっただろうか?なんて考えていた。
エッチな雑誌やメディアは所有していない。誰かに見られて困る手紙もない。ああ、山日記と焙煎ノート。どちらもデータの積み重ねだけに留まらず、若いころからの赤裸々な出来事なんかも綴られているので、あれはちょっと恥ずかしい。なんとか処分しなければ。起きられるか。無理だ。あれ?ちょっと待て。あれは知と経験の財産。処分するとは何事だ。いや捨てちまって構わない。いつだってゼロから作れる。
そんな夢か現実なのか、今でもよくわからない境目を行ったり来たりしていたら、自宅前を通る子どもたちの声と鈴の音が聞こえて目を覚ました。朝陽が差し込んでいた。
気づいたら4日間ブログを放置していたことに愕然。何を目的に更新しているのか分からなくなることもあるブログを、ただ止めることなく更新していたのは、それなりに意味があったので残念だった。かといって穴を埋めるような出来事もないので、この4日間は意識の空白期間の思い出として残しておくことに。
野菜で朝食を作ろうと思い菜園へ。坂道の途中で足が止まった。無残に荒れていた。
去年ここに来たばかりのころ、竹を切って作った枠柵も、秋に作った木の葉宿も、原型を留めないほど壊れていた。畑の中はイノシシの足跡だらけだった。
道端に転がった棒杭を土に刺す。てごろな石をつかんで叩く。作り直し、やり直し。息が白む寒さの中での作業でも、気持ちが滅入ることはなかった。
ひと汗かいてから無傷だったブロッコリーとカリフラワーを収穫。作業台に置いて眺めてみると、去秋や今春とは比較にならない瑞々しい出来栄えに気づく。ビネガー、オリーブオイル、マスタードでマリネを作った。
こりゃぁ、おいしいや。
# by sugiyamadai3 | 2009-11-21 00:00
< 前のページ


